カブトガニとは?

カブトガニってどんな生物?

カブトガニは名前に「カニ」とついていますが、カニの仲間ではなくクモやサソリに近い仲間です。
世界には、アメリカカブトガニ、カブトガニ、マルオカブトガニ、ミナミカブトガニの計4種が生息しています。日本にはカブトガニ1種のみが生息(アジアでの北限)し、瀬戸内海から九州北部にかけて生息しています。

世界のカブトガニ

世界には、東南アジアや北アメリカを中心に、4種のカブトガニのなかまが分布しています。
アメリカカブトガニ
(学名:Limulus polyphemus) 北アメリカの東海岸のメイン・デラウェア・ユカタンに至る沿岸。
カブトガニ
(学名:Tachypleus tridentatus) 日本・台湾・東シナ海沿岸・ボルネオ
ミナミカブトガニ
(学名:Tachypleus gigas) マレーシア・シンガポール・シャム湾
マルオカブトガニ
(学名:Carcinoscorpius rotundicauda) ベンガル湾・フィリピン・ペナン・シャム湾・シンガポール

参考ページ:アジアのカブトガニ類と種の判別

日本のカブトガニ生息地

わが国での生息地は、瀬戸内海沿岸(岡山県、広島県、山口県、愛媛県)と九州北部沿岸(福岡県、佐賀県、長崎県、大分県)の一部です。

カブトガニの生活史

カブトガニは、産卵を主に河口域の砂地で行います。孵化した幼生(子ども)は泥干潟に移動し、成長につれて徐々に沖合に移動します。カブトガニのためには砂浜と泥干潟という沿岸域の異なる環境が必要です。

カブトガニの生活史

産卵中のカブトガニ(画面下のメスは半分砂の中に潜り産卵している。上のオスは産卵期以外も含めて常にメスの背中に捕まっている。)

カブトガニ産卵地
カブトガニ幼生生息地
カブトガニのオスとメス

カブトガニは、オスとメスで体の形が異なります。通常、メスの方がオスよりも大きいです。

1.頭胸部(頭)の前方の形: オスは前縁がへこんでおり、メスは丸いヘルメット型。
2.後体(体の後ろ)のトゲが、オスは6対、メスは3対 
3.オスは第1,第2歩脚がハサミ型ではなくフック(鈎)型になる
 オスは、第1,第2歩脚を使ってメスの体をつかんでいつも一緒にいる習性がある。